以前のコラムでスキーの語源・名前の由来・歴史について
述べてきましたが、スケートはどうなっているのでしょうか?
スケートの名前の由来
スケート(skate)の語源は、オランダ語で「脚の骨」を指す
「Schaats」という単語に由来していると言われています。
旧石器時代(約200万年前)にスイスやイギリス、
スカンディナヴィア半島などヨーロッパの広い地域で
マンモス、シカ、ウシなどの骨を加工した獣骨で氷の上を滑っていました。
すなわち「人の足に付ける骨」= 「Schaats」と言う訳です。
スケートの歴史
旧石器時代(約200万年前)頃から物資を運ぶ手段として用いられてスケートですが、
1600年代になると運河の発達により、冬は運河が凍る事で
どの階級の人々もスケートを楽しむ事ができるようになりました。
その際、目的地に向かってできるだけ早く到着することを重視した農民階級に対して、
貴族階級では優雅さや芸術性を重んじるようになりました。
フィギュアスケートの歴史
その後、ヨーロッパ全域で盛んになったフィギュアスケートは各地で競技会が開催されました。
1882年にウィーンでウィーンスケートクラブ主催の国際フィギュアスケート競技会され、
1908年10月に開催されたロンドンオリンピックでは、男女シングルとペア、
スペシャルフィギュアの4種目が競技となりました。
スピードスケートの歴史
スケートのスピードを競うという事は以前からありましたが、
1893年にアムステルダムで世界選手権が開催されました。
これが今に残る最古の世界大会です。
その後、1924年、シャモニーオリンピックからオリンピック正式種目となりました。
スケートとスキーの起源について
古くは、スケートもスキーも冬場の移動手段として用いられて来ましたが、
起源としては、スケートが旧石器時代(約200万年前)から用いられていた
のに対して、スキーは紀元前2500年ごろからとなっています。
スケートの方がスキーよりも起源がものすごく古い事がわかります。
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