日本でも多くの年齢層の人に親しまれ世界でも盛んな
テニスですがその歴史・由来はどうなっているのでしょうか?
テニスの由来
テニスの祖先である球技が、8世紀ごろにフランスで発生し、
フランス貴族の遊戯として定着をはじめました。
その攻守交代の際のサーバーの掛け声である「トゥネ!」(仏: Tenez! 、動詞 tenir の命令形で
「(球を落とさないように)取ってみろ」の意)が由来となっています。
テニスの歴史
複数の人間が1つの球を互いに打ち合うという形態の球技の起源は紀元前15世紀頃からあり
壁画で球を打ち合う球技を行う人々の姿が描かれたものが発見されています。
エジプトに存在したこの球技は、古代ローマ帝国にも引き継がれ、
8世紀頃、フランスで「jeu de paume」(「掌の遊戯」の意)とぃう球技が盛んになりました。
ちなみに、ゲームの最初の第一球の打ち込みが「サーブ」と呼ばれるのは、
中世においては、レシーバーにあたる人間の従者が第一球を屋根に打ち上げる
役目を行っていたことに起源があります
(従者「サーバント」が主人に対して行う行為は「サービス」です)。
※昔は、四方を壁と傾斜した天井に囲まれた僧院で行われてました。
現在のテニス(ローンテニス:芝で打ち合うテニスの事)の歴史は浅く、
1873年12月、ウォルター・クロプトン・ウィングフィールド少佐が考案した「スフェリスティキ」
がその原型と言われています。そして、1877年、イギリスのロンドンでアマチュアの大会として
第1回目のウィンブルドン選手権が開催されました。
日本への伝播は1878年にアメリカのリーランドが文部省の体操伝習所で紹介した
という説があります。
また、軟式テニスの発祥については、明治期の日本で調達が困難であった
ローンテニス用具を安価な代用品で賄ったのが起源とされています。
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